| 半木神社・なからぎの森 | |
![]() ![]() 半木社秋祭(11/20) |
上賀茂神社の境外末社の半木神社は、京都府立植物園内にある「なからぎの森」の一画に残されている。 祭神は、天太玉命(あめのふとだまのみこと)を祀る。織物業の守護神といわれ、植物園内にあることから開園後は園の守り神ともなった。 植物園が花木の実が実ることにより「実守(みのりまもり)」とされ、近年では合格祈願、恋愛成就の信仰もある。 来歴 かつては、「流木(ながれき)神社」ともいわれた。「半木(なからぎ、ながらぎ)」は、「なから木」「なかれ木」「流木」などとも呼ばれた。 この地より鴨川の上流になる西賀茂に、かつて「浮田(うきた)の森」というのがあった。鴨川の氾濫により、三座の一つがこの地まで流され、このことから「流木」と呼ばれたともいう。 現在地が、上社(上賀茂神社)と下社(下鴨神社)の間にあることから、半木と呼ばるようになったともいう。かつては「中賀茂」とも呼ばれた。ただ、この「中賀茂」は、下鴨神社を意味するという見方もある。平安時代、「中賀茂」、「中の御社」は下鴨神社を指し、さらに南に位置する河合神社が「下の御社」とされたともいう。 錦部の里 この地はかつて、賀茂族が開墾した土地であり、奈良時代頃から「錦部(にしきごり)の里」と呼ばれ、蚕が餌とする桑の木が多く植えられていた。 土地では養蚕絹糸業が営まれ、絹織物の生産も盛んとなった。 平安時代、上賀茂神社の社領地となっている。ただ、かつてあったという中賀茂村も、鴨川の度々の氾濫により、その後岩倉中町に移っている。 乙井川 中世の頃、上賀茂神社を流れる御手洗川は、明神川、乙井川、泉川と分流・合流しながら鴨川に注いでいた。 この地には、鴨川から引かれた「乙井(おとい)川」が流れており、その水神、農耕神が祀られていたとみられている。いまも半木神社のそばを流れる小川は、その乙井川の名残りとされている。 なからぎの森 森には、山城盆地にみられた自然植生がそのまま残されている。 森の植生は、エノキ、ムクノキ、ケヤキ、サイカチ、カツラ、カエデなどの落葉樹、シイ、カシ、シロタ゜モ、カゴノキなどの常緑樹が混交している。 |
![]() なからぎの森 |
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